ブログ掲載の制作風景
貝研磨の作業台です。
真ん中に設置しているのがグラインダー。手製の台座の上に乗っています。照明器具のパッケージ内にあったプラスチック保護具を台座に使いました。こうするとグラインダーは小回りが利き、自在に傾くので、小物の研磨に大変役に立っています。
グラインダーの横には様々な種類のヤスリ、カットした貝など。貝は、水をつけると少し軟らかくなり研磨しやすくなるので、水が入ったお椀を必ず置いています。
手前に固定しているのが手製の擦り板です。
沖縄は西表島の友人から送ってもらった南洋の貝。
加工するのはもったいない感じで、とりあえず表面を磨いて工房内に飾っています。普段は、お客さんに見せたり持ってもらったりしています。(結構重いです)
左は夜光貝。右上は高瀬貝。右下は黒蝶貝。夜光貝は最高級の貝の材料で、食用としても高価です。高瀬貝は、ボタンの材料として昔から利用されてきました。黒蝶貝は、ボタンに加工される他、最近アクセサリーとして広く利用されています。
貝や木の細かい研磨やカットに使う、手製の擦り板です。
ネットに出ている情報をもとに、自分で作ってみました。
作った擦り板は二つ。写真に出ているのとは別に、もう一つ小さいタイプがあります。使い勝手は上々。
依頼されて作った山笠用のお札。
八幡の山笠の隊長さんから、自分の首に掛けるためのお札を作ってほしいと依頼があり、隊名を螺鈿細工にした漆塗りのアクセサリーを製作しました。
山笠のお祭りの時に掛けるということで、製作時間があまりありませんでしたが、突貫作業で何とか間に合いました。
私は字が下手なので、達筆な方に見本を書いて頂きました。タテ約5〜6センチほどのこのお札で製作期間が2週間ですから、漆塗りはホント手間がかかります!!!